幻の楽器 バリトン~エステルハージー・アンサンブル日本公演 ~ in 福岡


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2019年6月7日(金)
会場:
西南学院大学コミュニティセンターホール

曲目:
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
 バリトン三重奏
ルイージ・トマジーニ:
 バリトン三重奏 日本初演

   バリトン: ミヒャエル・ブリュッシング
   バロックヴィオラ: アンドラーシュ・ボリキ
   バロックチェロ: マリア・ブリュッシング

幻の楽器「バリトン」の音色を携えウィーンよりエステルハージー・アンサンブルが再来日。水戸、鎌倉、浜松、福岡、熊本、大分、宮崎と公演を行います。今日では実演されることの少ないハイドンの名曲「バリトン三重奏曲」を聴く貴重な機会をお見逃しなく!

「バリトン」は17~18世紀に主に南ドイツ・オーストリアを中心に王侯貴族の間で愛好された楽器です。当時宮廷音楽の主流であったヴィオラ・ダ・ガンバと同じく6-7本のガット弦を弓奏する楽器ですが、ガンバとの大きな違いは、楽器の裏側にさらに9本~20本の共鳴弦を持っていることです。表の弦を弾くと裏側の弦が共鳴し、また爪弾いて演奏することにより、幅広い倍音効果が生まれます。この独特の響きに魅せられ自らも演奏したのが、ハイドンが楽長として仕えたハンガリーの大貴族エステルハージー・ニコラウス1世侯でした。ハイドンはバリトンをこよなく愛したニコラウス候のために150曲以上ものバリトン曲を作曲しました。

しかしバリトンは奏法が難しく、楽器の製作も困難なため、今日ではほとんど演奏されることがなく、この楽器を弾きこなせる演奏家が非常に少ないのが現状です。

今年2019年は日本・オーストリア友好150周年ということもあり、これを機にバリトン音楽のスペシャリストであるエステルハージー・アンサンブルをウィーンより招聘することが実現しました。

西南学院大学敷地内にあるコミュニティセンターホール。客席数200席、素晴らしい音響、聴衆を配慮した作りと、まさにバリトン音楽を味わうための空間です。福岡公演では高校生以下の料金も設定しています。

会場:西南学院大学 西南コミュニティセンターホール
   福岡県福岡市早良区西新6丁目2ー92
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