千葉ニュータウン・フィルハーモニー・オーケストラ 第21回定期演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2017年6月11日(日)
会場:
白井市文化会館大ホール(なし坊ホール) ※北総線白井駅より徒歩10分、駐車場あり
曲目:
モーツァルト:
歌劇「劇場支配人」より序曲
ワーグナー:
ジークフリート牧歌
ブルックナー:
交響曲第4番編ホ長調「ロマンティック」
高橋 俊之
今回のメイン・プログラムは、ブルックナーの交響曲第4番。ブルックナーというと、他の有名な作曲家と比べ、もっと評価されるべきと感じる方も多いのではないでしょうか。クラシック音楽の業界では、「3B」という略語が知られています。子供の頃の音楽の授業では、バッハ、ベートーベン、ブラームスという3大作曲家を指すと習った記憶がある方も多いと思います。「Wikipedia」によれば、有名な指揮者のハンスフォン・ビューローが従来3つ目の椅子にいたベルリオーズを降板させ、ブラームスを採用することで現在の「3B」が定着したということです。
ブルックナーが「3B」に入らないのは、新人だから軽く見られていたから? しかし、彼の誕生は1824年ですから、1813年生まれのワーグナーよりは後輩ですが、1833年生まれのブラームスよりは先輩なんですね。他に考えられるとすれば、交響曲の演奏時間は軒並み1時間オーバーで、先進的とも言える音楽の壮大さに、当時の理解が追い付かなかったことかも。音楽の授業で取り上げるには長すぎますし、CDが開発されるまでのLPレコードでは1枚に収まらないですし・・・。
今では、ブルックナーの交響曲は高く評価され、特に「ロマンチック」と副題の付いた第4番は間違いなく傑作で、販売されるCDも多数です。ぜひ当団の演奏会へ足をお運びいただき、その「教会的な響き」をお楽しみください。ところで「3B」ですが、3名は全てドイツ人ということで、オーストリア人の間では(ダイバシティーの観点からも?)3番目の椅子に座るべきは、ブラームスではなくブルックナーとのことです。
■未就学児童入場可能■
多くのお客様が会場内で気持ちよくお過ごしいただくためにも、なるべく出入り口近くにご着席いただき、お子様が我慢できずに声を上げてしまった際には一旦席をお外し下さいますよう、お願い申し上げます。
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