千葉フィルハーモニー管弦楽団 第28回サマーコンサート
これは既に終了した演奏会です。日時: 2016年7月24日(日)
会場:
すみだトリフォニーホール 大ホール
曲目:
メンデルスゾーン:
《葬送行進曲》 無言歌集より作品62-3(金子 建志・編)
マーラー:
交響曲第2番《復活》
ソプラノ: 日比野 幸
アルト: 中島 郁子
金子 建志
今年で創立30年を迎える千葉フィル。この記念すべき夏の演奏会に、記念碑的なマーラーの交響曲第2番《復活》を取り上げる。当然、指揮は金子建志。マーラーについての著作もあり、マーラーに対しては特別強い思い入れと拘りを持つ金子のマーラーは定評がある。千葉フィルの昨年の夏の演奏を覚えている方も少なくないのではなかろうか。2015年8月、金子・千葉フィルはマーラーの交響曲第6番《悲劇的》を演奏したが、冷徹なスコアの読みとマーラーの音楽への熱き共感が同居した金子の指揮と、その指揮に壮絶に食らい付く千葉フィルの演奏は、「最後の破滅感は空恐ろしくなるほど」(『音楽現代』2015年11月号)と、聴衆に強い印象を与えた。そのマーラーが、また聴けるのだ。
さらに、メンデルスゾーンのピアノ曲「無言歌集」から、《葬送行進曲》をオーケストラで演奏する。この《葬送行進曲》は曲想がマーラーの交響曲第5番の第1楽章に非常に似ており、マーラーにアイデアを与えたのではないかと思われるのだ。オーケストラへの編曲はこの演奏会のために金子建志が行ったもの。マーラーの発想の源をたどる一つの試みとして、非常に興味深いものだといえよう。
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