恋のうた、酒のうた
これは既に終了した演奏会です。日時: 2017年2月3日(金)
会場:
近江楽堂
曲目:
M.ランベール:
Ombre de mon amant わたしの恋人の影
セバスチャン・ル・カミュ:
Delices des estez 夏の喜びよ など
17世紀後半のエールで好んで語られたテーマといえば、やはり恋と酒。その人気は「恋のうた、酒のうた」と題された曲集が毎月出版されるほどであった。
破れた恋をしっとり歌ってページをめくれば、次は底抜けに明るい酒のうた。気の合う仲間と酒を飲み、声を合わせて歌いまくる。歌って気持ちが晴れたなら、新しい恋の予感が……。
ふたりのテノール歌手と通奏低音でお届けする、雅な恋のうたと陽気な酒のうた。どうぞお楽しみください。
◇◆ 出演者紹介 ◇◆
村上 惇(むらかみ あつし)
東京学芸大学教育学部卒業。東京藝術大学古楽科修了後、渡仏。パリ高等地方音楽院古楽科およびブーローニュ=ビヤンクール音楽院古楽科にて、バロック声楽と鍵盤通奏低音を学ぶ。ヴェルサイユ・バロック音楽センターに所属し、ヴェルサイユ宮殿内王室礼拝堂や王室オペラ座をはじめ、フランス国内外での演奏会や録音に数多く参加する。2015年7月に同センターを修了し、帰国。フランス・バロック音楽の専門家として、演奏活動や講演、教育活動などを通じ、良質なフランス・バロック音楽の普及に努めている。
坂口 寿一(さかぐち としかず)
大阪音楽大学声楽科、東京芸術大学大学院古楽専攻修了。テノール村上惇とは大学院時代同級生。これまでに、モンテヴェルディ「オルフェオ」、ヘンデル「メサイア」モーツァルト「レクイエム」チマローザ「秘密の結婚」等、バロック期と古典期の作品を中心に活動。
また近年、朗読やリーディングの分野にも活動を広げ、日本演出者協会主催「日本の近代戯曲研修セミナー、ジャパニーズコメディを読む」では、大正期旧帝国劇場の作家である益田太郎冠者の作品に参加した。
佐藤 理州(さとう まさくに)
桐朋学園大学卒業。ストラスブール音楽院(フランス)スペシャリゼーション課程を優秀の評価を受けて修了。これまでにチェンバロを渡邊順生、上薗未佳、大塚直哉、アリーン・ジルベライシュの各氏に、オルガンをオード・ユートマット氏に、室内楽をマルタン・ジェステール氏に師事。また、エマニュエル・ジラール、ミケーレ・ベヌッツィ各氏のマスタークラスに参加。
国内外の古楽アンサンブルのメンバーとして数多くの演奏会に出演。
音楽教室 ベルガミオ チェンバロ講師。
平尾 雅子(ひらお まさこ)
国立音楽大学楽理科卒業。スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでディプロマ取得。更にオランダのハーグ王立音楽院で研鑽を積む。在欧中はジョルディ・サバル主宰「エスペリオンXX」のメンバーとして活動した。帰国後、自らの研究とアイデアを生かした様々な演奏会を企画、また数多くのCDをリリースする中、<マラン・マレの横顔 IV> [ALM] は第45回レコード芸術アカデミー賞を受賞した。ディエゴ・オルティス著《変奏論》解説付き邦訳 [アルテスパブリッシング]、楽譜 Ortiz : Recercate [edition offfenburg]を出版。現在、国立音楽大学、京都市立芸術大学非常勤講師。
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