DolceAmaro(ドルチェアマーロ) 南イタリアのマドリガーレ 東京公演
これは既に終了した演奏会です。日時: 2024年2月13日(火)
会場:
日暮里サニーホール コンサートサロン
曲目:
Luzzasco Luzzaschi:
O miracol d’amore
Alfonso Fontanelli:
Morir non può ’l mio core 日本初演
Pomponio Nenna:
Taci bocca, deh taci
Ascanio Mayone:
Morir può ’l vostro core 日本初演
Ettore della Marra:
Parlo, misero, o taccio? 日本初演
Carlo Gesualdo:
Se taccio, il duol s’avanza
Carlo Gesualdo:
”Mercè”, grido piangendo
ソプラノ: 森川 郁子
テノール: 市川 泰明
テノール: 中村康紀
バス: 阿部 大輔
暑い日差し、レモンやオレンジの香り、一面のオリーブにサボテン、乾いた風の向こうにはワイン畑と、その先の丘に点在する小都市。その丘の一つに、今もジェズアルド城は建っています。
第6回目の公演は、南イタリア、特にジェズアルドの周辺を集めたマドリガーレ集です。
特異な和音の進行、ヴェノザ、ジェズアルドその他の地の領主、妻と情夫の殺人者、と、その名は400年前の当時から知れ渡り、またその時代から遠くストラヴィンスキーまでをも驚嘆させ、現代に生きる私たちの耳にも今なお、ある意味「奇怪」に聞こえるその音楽は、この時代でも他の作曲家の追随を許さない、唯一聳える歪んだ塔のように、初期バロックの音楽史にポツリと君臨しているように見えます。
ですが、本当にジェズアルドだけが唯一特異だったのでしょうか。
今回は、ジェズアルドが生きた時代のナポリやバーリの作曲家達、先輩や師匠に当たるであろう作曲家から、周囲に仕えた者、貴族仲間、同時代人、そしてジェズアルド亡き後の作曲家まで、多くの作曲家の作品を集めてみました。どんな作曲家がいて、どんな音楽を書いていたのか。今回は全て、5声の歌のみのアンサンブルで演奏いたします。
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