fippamusic Japonism Orchestra 東京公演2024「宮沢賢治が描いた音の理想郷」


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2024年11月1日(金)
会場:
三鷹市芸術文化センター 風のホール

曲目:
柿崎幸史:
 Koiwai Green Green Fields
柿崎幸史:
 Samsara
柿崎幸史:
 雪わたり 世界初演

指揮:
   柿崎幸史

http://fippamusic.com/jo/
現存する世界最古の合奏音楽である雅楽、美しい和声と形式美を持つクラシック、即興要素が高いジャズを組み合わせた新時代のオーケストラ、それが“Japonism Orchestra”である。2019年の第一回公演に端を発する本プロジェクトは、2020年、2021年と公演を行い、特に2022年の浜離宮ホールにおける公演は好評を博した。
二年振りとなる今回の公演では、さらに規模を拡大し、主宰者である柿崎幸史(ドラマー、打楽器奏者、作編曲家)が本公演のために特別に用意する楽曲を、ナレーションとともにお送りする。
テーマは「宮沢賢治が描いた音の理想郷(イーハトーブ)」。イーハトーブとは、日本を代表する詩人、童話作家のひとりである宮沢賢治が、岩手をモチーフに、自身の創作の中に描き出したユートピアの名前である。

イーハトーブでは、人間や動物たちが、互いに言葉を交わし、認め合い、助け合いながら、大いなる自然の中で暮らしている。賢治が綴った詩や物語の多くは、この架空の世界、心象世界であるイーハトーブにおいて繰り広げられる。
賢治の文学作品は、優しく美しい言葉や独特な語彙・擬音によって描かれる幻想的な世界観が特徴だ。しかし一方でそこには、自然界の厳しさ、近代人の欲深さ、法華経的な輪廻転生の死生観といった、自然、宗教、社会問題に関する深いテーマが織り交ぜられてもいる。賢治が遺した作品には、子どもたちに愛され続ける親しみやすさばかりではなく、矛盾や苦悩の多い現代社会に生きる大人たちの心をも掴む、力強いメッセージが込められているのだ。

“Japonism Orchestra”は、そんな賢治が言葉によって描いて見せた幻想的なイーハトーブの風景を、音楽によって――それも、まだ誰も聴いたことのない、新しいサウンドによって――描き出す。ジャンルの枠を超えて溢れ出す宮沢賢治の音世界を、ぜひ会場で体感してほしい。

《本公演の映像が見られる!クラウドファンディング公開中》
アーカイブ映像の配信ほか、多くのリターン品をご用意。
詳しくは下記リンクよりご覧ください。Japonism Orchestraに興味のある方のご支援をお待ちしております。
https://www.kickstarter.com/projects/fippamusic-official/japonism-orchestra-2024

※未就学児入場不可
※曲目は一部抜粋
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