神奈川大学管弦楽団 第69回定期演奏会


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2017年6月18日(日)
会場:
横浜みなとみらいホール

曲目:
F.メンデルスゾーン
 ルイブラス
J.ブラームス
 ハンガリー舞曲
R.A.シューマン
 交響曲第2番

指揮:
   松岡究

クララ・シューマンという人物をご存じだろうか。彼女は、メンデルスゾーン、ブラームス、R.A.シューマンという3人の作曲家を語るうえで?重要な人物である。ドイツで生まれた彼女は、19世紀で高名なピアニストの1人に数えられ、優れた作曲家でもあり、ヨーロッパにおける知名度は100マルク紙幣になったほどである。
彼女は音楽家であっただけではなく、R.A.シューマンの妻であり、精神的に不安定な彼を献身的に支えていた。
メンデルスゾーンはクララのピアノの才能を認め、金銭的に苦しかったシューマン夫妻を援助していた。夫亡き後はブラームスと親交が深かった。あまりの仲の良さに、「シューマンの末の子はブラームスとの子供ではないか」と、当時囁かれたほどである。また、クララの夫であるシューマンは、メンデルスゾーンとバッハの研究を共にした親友であり、メンデルスゾーンのことを敬愛していた。ブラームスの才能を発掘し世に知らしめたのもシューマンであり、ブラームスは彼のことを尊敬していたといわれている。
今回のプログラムは単なる「オールドイツプログラム」ではない。互いに交友関係があり、影響を受け、そして、
クララ・シューマンという1人の音楽家の魅力に魅せられた作曲家たちの音楽なのである。
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