NPO法人セブンスピリット 活動報告演奏会 スラムに響く希望の音楽〜私の特技であの子が笑う〜
これは既に終了した演奏会です。日時: 2016年12月17日(土)
会場:
森下文化センター多目的ホール
曲目:
永田正彰
スラム街がどんなところか知っていますか?
貧困層の人々が違法に占拠した密集地域で薄暗く狭い家に十何人もの家族が貧しく暮らしています。
学校に通えない、ドロップアウトしてしまう子どもたち
親から物乞いを強いられる子どもたち
親からの愛情を受けられない子どもたち
毎日の食事もままならず、お腹を空かせた子どもたち
空腹に耐えきれず、安く満腹感を得られる麻薬に手を染めてしまった子どもたち
スラム街はそんな、することもなく夢の見つけ方も知らずただ時間を持て余す子どもたちで溢れた場所です。
セブンスピリットはそんな子どもたちに「音楽を通して」生きる力「ライフスキル」を教えるために活動しています。
音楽で子どもたちを支援する?
いくら音楽教育が子どもに良い影響があるといっても、根本的な支援にはならないのでは?
そう感じる方も多いかと思います。
「井戸を作りましょう」「学校を作りましょう」「食料や寄付金を送りましょう」
目に見える形での支援はわかりやすく現地の人の為になっていることが分かりやすい一方で私たちが行うような教育支援はすぐには結果が表れず、ただの娯楽を提供しているだけのように見えるかもしれません。
でも、子どもたちは日々確実に成長しています。
目に見える「モノ」ではなく、子どもたちの「内側」に、生きる上で必要な、貧困から抜け出すために必要な、大事な財産を築き上げているのです。
初めて手にしたリコーダーを前に
「吹けるようになりたい」
きらきら光る管楽器をかっこよく演奏するお兄さんお姉さんを見て
「自分もオーディションに合格して、管楽器を吹きたい」
難しい曲にぶち当たって
「何とかこのメロディーを上手に演奏できるようになりたい」
日本の子どもたちが当たり前に感じることのできる
「○○できるようになりたい」
という目標、もっと大きく言えば夢とか希望を持つという体験を、子どもたちはセブンスピリットで初めて経験したのです。
子どもたちの成長には目を見張るものがあり、始まってから5年間、数えきれないほどの「目標」を子どもたちは音楽を通して「達成」してきました。
他にも合奏を通してほかの人と協力すること、自分の役割をきちんと責任もって果たすこと、など
セブンスピリットに出会わなければ、薄暗いスラムで夢も希望も持つことなく一生を終えていたかもしれない子どもたち。
セブンスピリットで見つけた夢や希望に向かって日々邁進中です。
そんな子供たちにパワーをもらったUUUメンバーが想いを込めて演奏し、見たこと・感じたことを私たちの言葉で伝えます。
是非お越しください。
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