東京海洋大学・共立薬科大学管弦楽団 第41回秋季定期演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時： 2014年12月21日(日)
会場：神奈川県立音楽堂
曲目：
シベリウス： フィンランディア
グリーグ： ノルウェー舞曲
シベリウス： 交響曲第1番
中島章博
フィンランドにおいて"第二の国歌"ともされる、シベリウスの作品の中でももっとも知名度の高い交響詩「フィンランディア」。おおよそ我々では想像もつかないほどの愛国心、そしてそれに基づいた壮大な曲調は、まさに演奏会の始まりを告げるにふさわしい一曲と言えるでしょう。
ノルウェー出身で、自国の自然、民族舞踊や民謡などの文化をこよなく愛したグリーグによる「ノルウェー舞曲」は、まさにグリーグが生き、愛したノルウェーの情景が描かれた作品で、自国の民謡がふんだんに取り入れられています。
フィンランディアともまた違った愛国心、グリーグのノルウェーへの想いを感じていただければ幸いです。
そして本演奏会においてメインとしてお送りいたしますのは、シベリウスによる「交響曲第1番」です。春期定期演奏会に引き続きまして、シベリウスによる交響曲をメインとして演奏する運びとなりました。
若かりし頃のシベリウスによるこの曲は、冒頭の寂寥としたクラリネットのソロから始まり、そのモティーフを四楽章まで維持したまま、フィンランドの雪と氷の景色をイメージさせるような大自然、そしてフィンランディアにも通ずる、人間の苦悶と救済がどこかヒロイックに描かれております。彼の交響曲の中でもロマン派色が強く、後期の彼の作品とは全く違う曲調をお楽しみください。
このように北欧の自然、そして愛国心をテーマとした選曲となりました本演奏会、季節も寒々とした冬ということで、是非足を運んでいただけたらと思います。
当演奏会は入場無料、全席自由となっております。チケットもございませんのでお気軽にご来場ください。
チラシ等ご郵送のご希望ございましたら当団までご連絡ください。
また、1330より卒業生演奏がございますので、そちらも是非お楽しみください。
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