都民交響楽団 第139回定期演奏会(入場無料)


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2025年9月7日(日)
会場:
ミューザ川崎シンフォニーホール

曲目:
ニールセン
 序曲「ヘリオス」
シベリウス
 交響曲第3番ハ長調
ニールセン
 交響曲第4番「不滅」

指揮:
   阿部 未来

~北欧プログラムで描く、光と静寂、情熱の交差点~

このたび私たちは、第139回定期演奏会を開催いたします。
今回のテーマは「北欧プログラム」
北の大地が育んだ音楽には、澄み渡る空気、静けさの中に潜む情熱、そして自然と深く結びついた精神性が息づいています。そんな北欧音楽の魅力を、ニールセンとシベリウスの3つの名作でお届けします。

演奏会の冒頭を飾るのは、カール・ニールセン作曲《序曲 ヘリオス》
作曲者がギリシャ旅行中に見たエーゲ海の夜明けの情景をもとに書かれたこの序曲は、静けさの中に光が差し込むような冒頭から、力強く輝くクライマックスへと展開していきます。太陽の動きを音で描いた、壮麗で詩的な作品です。

続くジャン・シベリウスの《交響曲第3番》は、彼の中期を代表する作品であり、交響曲という形式に新たな方向性を示した意欲作です。
古典的な構成に立脚しながらも、どこか神秘的で内省的な響きに満ちた音楽は、まさに北欧の自然と精神世界を映し出しています。

そして最後にお届けするのは、再びニールセンによる《交響曲第4番「不滅」》
「音楽は生きており、破壊されることはない」という信念のもとに書かれたこの交響曲は、圧倒的な推進力と緊張感に満ちた名作です。とくに終盤に登場する2台のティンパニによる掛け合いは、まさに“生命の闘争”を音楽で描いたかのような迫力を持ちます。

今回の演奏会でタクトを握るのは、これまでに数回共演し、作品への真摯な姿勢と確かな音楽性で私たちに強い印象を残してきた 阿部未来 氏。
北欧作品が持つ透明感や情熱を丁寧に紡ぎ出すその音楽作りに、どうぞご期待ください。

9月のミューザ川崎に響く、北欧の光と静寂。
自然と人、音と心が交差するひとときを、ぜひホールで体感してください。
団員一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
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