呼ぶ女 ふたりの女-アロイジアとベーズレ-
日時: 2023年5月14日(日) 開演: 13時 (開場: 12時30分)
会場:武蔵野公会堂
曲目:
W.A.モーツァルト: フィガロの結婚 序曲
W.A.モーツァルト: 春の初めに
W.A.モーツァルト: 子供の遊び
W.A.モーツァルト: もう微笑んでいる、優しい春が
W.A.モーツァルト: 《アポロとヒュアキントス》より二重唱「去ってください!残忍な方!」
W.A.モーツァルト: どうして忘れられましょう、あなたのことをK.505
W.A.モーツァルト: カンタータ《悔悟するダヴィデ》より〈立って、敵を追い払ってください〉K.469
W.A.モーツァルト: 幻想曲 ニ短調 K.397
W.A.モーツァルト: オペラ《ツァイーデ》より〈おやすみ、安らかに、愛しい命よ〉K.344 etc...
メゾソプラノ: 佐々木暁美
ピアノ: 辻真理恵
チケット: 自由席
自由席 3000円
中学生以下 1000円
チケット販売:
2023年5月14日(日)、芸術集団「呼ぶ女」による声楽リサイタル『ふたりの女-アロイジアとベーズレ』を武蔵野公会堂(東京都武蔵野市)にて上演いたします。本公演は、新進芸術団体による芸術創造活動の一環としてアーツカウンシル東京様のスタートアップ助成を得て開催されます。古典作品の再解釈、映画を思わせる美術など、音楽・美術・文芸それぞれの視点からモーツァルトを読み解き独特な声楽コンサートの形として昇華させる演奏会です。
この演奏会は、18世紀に実在したふたりの女性に焦点を当てたオリジナルストーリーと共に展開します。一人は美しいソプラノ歌手アロイジア・ランゲ。もう一人はモーツァルトの愛らしい従妹ベーズレ。
1777年、当時21才だった若きモーツァルトは旅の最中にアウグスブルクでベーズレと会い、その次の旅先マンハイムでアロイジアと出会いました。彼女たちの性格は全く異なるものでしたが、モーツァルトはふたりの存在をとても愛していたとされています。
彼女たちは天才作曲家モーツァルトの生涯に多大な影響を及ぼした人物たちであったはずですが、ふたりの視点から当時を語り、残された記録はほとんど現存していません。
そこで我々は、「モーツァルトを失ったふたりの女性の喪失と再生の物語」というテーマで独自の演出を展開し、モーツァルトの楽曲群を歌唱・演奏する公演を企画・制作いたしました。
【STORY】
舞台は1792年以降の冬。
多くの人々と同じように、アロイジアとベーズレもまたモーツァルトの死という衝撃的な報せを受け取りました。彼とは特別近しい間柄ではなかった彼女たちですが、漠然とした喪失感を抱きながら日々を過ごしていました。同じ想いを抱えたふたりは何かに導かれるようにウィーンの街で出会い、とあるきっかけでモーツァルトが生前暮らした部屋で共同生活を送ることに。夜の灯火の中で亡き人を偲ぶふたりは、モーツァルトが遺した手紙と楽譜を心の拠り所にしていました。
気鋭の若手芸術家集団がモーツァルトの美しい楽曲で描く喪失と再生のストーリー。淋しい冬を耐え、朗らかな春の到来を待ち侘びるふたりの女が見た光とは──。
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