ダリウス・ミヨー全ピアノ作品演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2024年6月22日(土)
会場:
紀尾井町サロンホール
曲目:
ダリウス・ミヨー:
ブラジルの郷愁 Op. 67
ピアノ: 山田 磨依
ダリウス・ミヨー:
春 第1集 Op. 25・第2集 Op. 46
ピアノ: 細谷 拓海
ダリウス・ミヨー:
《六人組のアルバム》より「マズルカ」
ピアノ: 木村 美香
ダリウス・ミヨー:
ピアノ・ソナタ 第1番 Op. 33
ピアノ: 川畑 哲佳
ダリウス・ミヨー:
秋 Op. 115
ピアノ: 白井 貴光
ダリウス・ミヨー:
3つのラグ・カプリス Op. 78
ピアノ: 橋本 修一
ダリウス・ミヨー:
友達の歓迎(親密な歓待)Op. 326
ピアノ: 永岡 映伶奈
ダリウス・ミヨー:
家庭のミューズ Op. 245
ピアノ: 辻 ゆり
ダリウス・ミヨー:
七枝の燭台 Op. 315
ピアノ: 宮尾 幹成
ダリウス・ミヨー:
ピアノ・ソナタ 第2番 Op. 293
ピアノ: 不破 友芝
2024年に歿後50年を迎えるユダヤ系フランス人の作曲家ダリウス・ミヨー(1892~1974年)。こんにちではもっぱら、1920年代にセンセーションを巻き起こした「フランス六人組」のメンバーとして言及されますが、それ以降もパリ楽壇に新風を吹き込み、ナチス・ドイツによるフランス占領中はアメリカで活動、第2次世界大戦後は大西洋を股にかけ、最晩年まで旺盛な創作を続けた巨匠です。多くの後進を育成した功績も特筆されます。
多作家だったミヨーは81年の生涯に、番号付きだけでも443もの作品を残しました。しかしながら、演奏機会に恵まれている曲は限られます。ピアノ作品では、2台ピアノのための《スカラムーシュ》を例外として、独奏曲は《春》《ブラジルの郷愁》など以外、ほとんど取り上げられないのが現状です。
今回の演奏会では、2023年の「ジャン=ミシェル・ダマーズ全ピアノ作品演奏会」に続き、ミヨーがピアノ独奏のために書いた作品、あるいは歌曲集に含まれるピアノ独奏の楽章など、ピアノ1台で演奏可能な既出版の曲を全て網羅しました。《瞑想》は本邦初演です。
開催にあたって、近現代フランス音楽のスペシャリストであるピアニスト山田磨依さん、長くミヨー研究に取り組まれてきた西原昌樹さん、ピアノ業界の名オーガナイザー宮尾幹成さんの全面的なご協力を仰ぐとともに、ミヨーの音楽に関心のあるピアノ愛好家の皆さまにお力添えをいただきました。
ミヨーのピアノ独奏作品の知られざる全貌を明らかにする、おそらく世界でも初めての試みです。
出演者一同、ご来場をお待ちしています。
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