フェンスター管弦楽団 第3回定期演奏会


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2016年6月11日(土)
会場:
練馬文化センター 大ホール

曲目:
C.Debussy
 牧神の午後への前奏曲
M. Ravel
 高雅で感傷的なワルツ
A. Khachaturian
 交響曲第1番ホ短調

指揮:
   山口琢也

第3回演奏会では、音楽史や作曲家自身の生涯の中で「ターニングポイント」となった画期的な音楽をお送りいたします。

オープニングのドビュッシー作曲「牧神の午後への前奏曲」はそれ以前とそれ以降に音楽の歴史が分けられると称されるほどの衝撃的作品として登場しました。次にお送りするラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」は、3拍子というワルツの制限の中でそれらを完全に分解再構築し、3拍子の空間がもつ可能性を拡大し、後に「ラ・ヴァルス」などの作品につながる重要な意味を持つ作品として認識されています。そして何よりも今回「第3の窓」として3回目の演奏会には大きすぎるチャレンジをするのが、メインとなるハチャトゥリアンの「交響曲第1番ホ短調」です。ハチャトゥリアンがモスクワ音楽大学の卒業作品として、自身の出自であるアルメニア・グルジア・カフカスの音楽を取り入れた野心的作品で、その後のハチャトゥリアンの様々な作品の原点をここに見ることができます。なぜこの作品が見過ごされてきたのかと疑うほど瑞々しく、叙情的かつ情熱的な音楽に皆さまのハチャトゥリヤン像が大きなターニングポイントを迎えるかもしれません。
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