国分寺フィルハーモニー管弦楽団 第65回定期演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2023年11月5日(日)
会場:
パルテノン多摩 大ホール
曲目:
F.リスト:
交響詩《レ・プレリュード》
R.シュトラウス:
交響詩《ドン・ファン》作品20
L.v.ベートーヴェン:
交響曲第7番 イ長調 作品92
碇山隆一郎
秋も深まりをみせているであろう11月5日(日)、パルテノン多摩にて第65回定期演奏会を開催いたします。
F.リストの交響詩《レ・プレリュード》は「人生は死への前奏曲」という人生観に基づいて作曲されており、死・愛・嵐・安らぎ・戦いなどが表現されています。
交響詩《ドン・ファン》はR.シュトラウスの代表作の一つです。理想の女性を追い求めて遍歴を重ねるスペインの伝説上の人物ドン・ファンを主題としたレーナウの詩に基づいて作曲されており、華やかな人生と思いきや最後は絶望の淵で人生を終えるまでが描かれます。
そしてベートーヴェンの交響曲第7番!『のだめカンタービレ』などの作品でも用いられているのでご存知の方も多いのでは? この曲はとにかくリズム!当時これほどリズムを重用した交響曲は型破りのものだったようで、リストは「リズムの神化」と呼んだそうです。どの楽章にも特徴的なリズムが表れそれぞれが魅力ある楽章となっていますが、「推し」は第2楽章と第4楽章です。
第2楽章は葬送曲のような雰囲気で始まり、亡き人を思うかのような切ないメロディーが胸に迫りますが、天から光が射し込んできたかのような穏やかな曲調も表れます。悲しさ・切なさ・遣る瀬なさなど様々な感情が想起されつつも全体的に厳かさをまとっていますが、〈四分音符・八分音符+八分音符〉を基本としたリズムが全体的に流れてもいます。
第4楽章が7番を7番たらしめていると言っても過言ではないと思うほど「リズム!」です。何を言っているか分からないと思いますが聴けば分かります! 聴いている皆さんも興奮の渦に巻き込まれ踊り出したい欲求に駆られてしまうこと間違いなしです。リズムの嵐はバッソ・オスティナート(通奏低音が同じ音形を繰り返す技法)が響くなかで高揚しながら最高潮に達しクライマックスを迎えます。
聴きどころ満載の3曲を、ありったけの情熱を込めて碇山先生のタクトに乗せてお届けします!
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第65回定期演奏会
2023年11月5日(日)
開演午後2時(開場午後1時)
パルテノン多摩 大ホール
指揮:碇山隆一郎
曲目:
F.リスト/交響詩《レ・プレリュード》
R.シュトラウス/交響詩《ドン・ファン》作品20
L.v.ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92
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