みのおてならい 樋上眞生ピアノリサイタル Reborn
これは既に終了した演奏会です。日時: 2023年6月18日(日)
会場:
箕面市立メイプルホール・小ホール
曲目:
J.S. バッハ=樋上眞生編曲:
右手のためのソナタ(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第 1 番)
フマニノフ = 樋上眞生編曲:
右手のためのエレジー
ラフマニノフ = 樋上眞生編曲:
右手のためのプレリュード
C. ライネッケ:
左手のためのピアノソナタ ハ短調
樋上眞生:
Prière (祈り )
みのおてならいコンサート
樋上眞生ピアノリサイタル Reborn の開催にあたって
はじめて樋上さんをお迎えした演奏会から 6 年が経った。 1 回目はジストニアの発症に絶望を背負い、「右手のピアニスト」として再起を決めた 2016 年から演奏活動を再開して間も ない 2017 年の 5 月。そして 2 回目は 2020 年、コロナ禍で演奏家が軒並み舞台を失った年だった。
あれからまた 3 年の月日 が流れ、3 回目となる演奏会の申し入れを考えていた昨年末、左手の回復を見た樋上さんから歓喜に満ちた演奏会への誘い が届き、待ちにまったその日の朝、演奏会中止の連絡が入った。左手の運びが上手くいかないという。打ちのめされている 樋上さんを想うとことばを失った。
多くのひとはピアノ弾きが片手とは想像しない。私は樋上さんの演奏をはじめて耳にしたとき、音のみを目隠しで聴いて いた。そこには右とか左とか、両手だとか、そういった状況とは関係なく、これは何?この魂をゆさぶるような音色は! という驚きしかなかった。そして、その思いは今も変わることがない。 あれから 6 年が過ぎた。コロナで止まっていた時計の針も動き出しつつある。そして、いま、世界はダイバーシティー& インクルージョンを不断に謳う。すべてのひとが違いを認めあい活躍する社会と新時代の到来を、私たちはスポーツは もちろん、芸術世界においても目の当たりにしている。キリスト教の「洗礼」ではないけれど、私たちは、ときに音楽に 心洗われ、新しい生命を与えられた思いになる。タイトル「Reborn リボーン」にはまさにそういった思いを込めた。 それらは「感動」といってもいい。時代もこうして生まれ変わる。樋上さんの個性がまるごと輝く演奏会を催したい。 その音色に触れる私たちも Reborn のときを今回もまた共に迎えたいと思う。
みのおてならい主宰
福住めぐみ
詳細・お申し込みはこちら
https://minohjuku.jimdo.com/20230618/
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