武蔵野室内アンサンブル 第42回定期演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2019年11月24日(日)
会場:
府中の森芸術劇場 ウィーンホール
曲目:
シベリウス:
交響曲第3番 ハ長調 Op.52
モーツァルト:
交響曲第25番 ト短調 K.183
森山 崇
◆シベリウス/交響曲第3番は、演奏される機会の少ない交響曲ですが、「アイノラ」という名前で呼ばれ、静かに愛されている名曲です。シベリウスは、若くして人気が出たためか、都会ヘルシンキで浪費を重ねながら荒れた生活を送っていました。39歳の時、これではいけないと思ったのでしょう、一大決心をして郊外のヤルヴェンバーという豊かな自然に囲まれた地に家を建てて引っ越しました。その家に命名したのが、妻の名前である「アイノラ」なのです。引っ越しをきっかけに創作意欲を取り戻し、書き上げたのが交響曲第3番です。シベリウスにとって人生の転機ともなり、音楽的にも彼自身の作曲の前期/後期の分水嶺となった作品「アイノラ」を是非お楽しみ下さい。
もう1曲はモーツアルト/交響曲第25番です。映画「アマデウス」の冒頭の印象的な場面を思い出される方もあろうかと思いますが、天才モーツアルトが17歳の時に作曲した彼の交響曲としては珍しい短調の響きをお楽しみ下さい。
今回は、少々不思議な響を持ち、奥深い魅力に溢れたこの2曲をお届けしますので、室内オケならではの演奏でお楽しみいただけたら幸いです。
◆武蔵野室内アンサンブルは、1997年に結成された昭島市で活動する小編成のアマチュア室内オーケストラです。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典作品を中心に、作曲当時の演奏スタイルを意識した演奏を心がけています。少人数ならではの透明感のある美しいハーモニーと躍動感あふれる音楽をめざしています。
また、ロマン派や近代のユニークな作品も取り上げながら、常にレパートリーを広げることも心がけています。そして、実力のある素晴らしいソリストを迎えてのコンチェルト等も積極的に取り上げ、好評を博しております。
メンバーは30数名で、会社員、主婦が中心ですが、年齢層は高校生から70代までと幅広く、また夫婦や家族で参加しているメンバーが多いのも特徴です。普段の練習から「仲良く愉快に」をモットーに、アンサンブルを楽しみながら、お客様にも喜んでいただけるよう、常に演奏のレベルアップをめざし、練習に励んでいます。
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