オペラ団体ABQ 歌曲個展シリーズ10 ヴォルフ歌曲個展 メーリケ歌曲集全曲演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2024年5月11日(土)
会場:
両国門天ホール
曲目:
ヴォルフ:
Der Genesenen an die Hoffnung
ヴォルフ:
Der Knabe und das Immelein
ヴォルフ:
Ein Stündlein wohl vor Tag
ヴォルフ:
Jägerlied
ヴォルフ:
Der Tambour
ヴォルフ:
Er ist's
ヴォルフ:
Das verlassene Mägdlein
ヴォルフ:
Begegnung
ヴォルフ:
Nimmersatte Liebe
ヴォルフ:
Fussreise
バス・バリトン: 牧山亮
ピアノ: 蓜島啓介
オペラ団体ABQは「オペラ、歌曲作品の社会への普及」、「オペラ作品の初演」、「歌曲作品の演奏、初演」という三つの柱を持ったオペラ団体です。2020年1月に発足し、今年で創立4年を迎えました。2021年11月には作曲家エルンスト・クルシェネク(1900-1991)の室内オペラ《信じること、その値段は》を北とぴあ国際音楽祭2021で日本初演しました。同団体はオペラの公演と並行して、歌曲個展の演奏活動を行っています。歌曲個展とは、毎回1人の作曲家に焦点をあて、その作曲家の歌曲作品のみでプログラムを構成する演奏会であり、オペラ団体ABQが2020年より継続的に主催するシリーズです。これまでにさまざまな作曲家を取り上げてきました。2022年12月には第2回ショスタコーヴィチ歌曲個展を(公財)練馬区文化振興協会 舞台芸術支援事業、並びに公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [スタートアップ助成]の助成を受け開催、また2023年3月には第2回シューベルト歌曲個展を公益財団法人榎本文化財団の助成を受け開催するなど、高い評価を受けています。
今回の演奏会ではオーストリアの作曲家・音楽評論家フーゴ・ヴォルフ(1860-1903)により作曲されたメーリケ歌曲集を全曲演奏致します。ヴォルフは生涯に300曲あまりの歌曲を作曲し、後期ロマン派最大の歌曲作曲家とよばれています。メーリケ歌曲集は彼が1888-1891年に作曲した全53曲の歌曲集であり、彼の円熟期を代表する歌曲集です。彼の歌曲は詩のもつ言葉のリズムや抑揚にしたがいつつ、崇拝していたヴァーグナー風の半音階的和声にもとづいた自由で大胆な旋律法によって詩のもつ表現や深淵にせまる表現を実現しています。歌曲個展シリーズ10回目となる記念すべき演奏会において私の愛してやまない作曲家をとりあげさせていただきます。メーリケとヴォルフの生み出した世界を存分にお楽しみください。
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