オケラボ 第1回オケラボ定期演奏会『序曲』
これは既に終了した演奏会です。日時: 2024年3月2日(土)
会場:
神奈川県立音楽堂
曲目:
W.A. モーツァルト:
「フィガロの結婚」序曲
G. ロッシーニ:
「セビリアの理髪師」序曲
J. ブラームス:
大学祝典序曲
P.I. チャイコフスキー:
祝典序曲「1812年」
辻村健太
オケラボ、記念すべき初回演奏会のテーマは「序曲」ということで、拾いきれないほどたくさんある名曲の中からいくつかをピックアップして演奏することとなりました。
序曲と言いますと、まず17世紀イタリアオペラにおいて物語と直接の関連性は持たず、聴衆の注意を引く目的で用いられたシンフォニアが思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。慣習的にソナタ形式やそれを簡略化した三部形式を用いて書かれるこの形にスケルツオ楽章を追加したものが交響曲の起源だと言われています。
また、劇のあらすじや骨格をなぞるタイプの序曲も思い浮かぶでしょう。これらは物語性を必然的に含む、ドラマティックな作品が多く、徐々に単独で劇に付随することを想定されていない演奏会用序曲が作曲されるようになります。そしてこの「単一楽章の物語性を含む楽曲」という特徴が後の交響詩へと繋がっていくのです。
このように、序曲はオーケストラの主要レパートリーである交響曲や交響詩の起源となっており、オケラボのコンセプトである「オーケストラ作品を研究する」
という意味合いにおいても最初に取り扱うものとしてふさわしい題材だと考えています。
是非、会場で、序曲の深さを一緒に味わいませんか?
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「オケラボ」は、2023年5月に発足した東京近郊を中心に活動するアマチュアオーケストラ団体です。
テーマにこだわった演奏会を創ることをコンセプトとしており、団体名の「ラボ」には、音楽の様々な側面の魅力を研究することで、団員全員で核心に迫った表現を体感したい、という願いが込められています。
学生から社会人まで、様々なバックグラウンドを持つ団員同士が、活発に意見を交換し合いながら、アットホームな雰囲気で活動しております。
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