早稲田室内管弦楽団 第19回定期演奏会

曲目：
シューマン：
　《マンフレッド》序曲
ドヴォルザーク：
　《伝説》より　第１、３、10、９、４曲
ブラームス：
　交響曲第３番　ヘ長調

第19回定期演奏会
　～　光を、みつけた　未来を、みつけた　～　　　　
　　　　　
「新しい道」と題する論文で、シューマンは自分を訪ねてきたブラームスという知られざる若き才能を紹介し、世に送り出しました。　
ブラームスは、審査員を務めるオーストリア政府の奨学金に応募してきたドヴォルザークという豊かな才能を絶賛しその飛躍を後押ししました。　
これらのさらに素晴らしいことは、新しい才能の中に自分にはない輝きを見出し、それが故に未来への道を拓いてやったことでしょう。　
短い序曲の中で見事にロマン的精神の物語を凝縮させたシューマン渾身の《マンフレッド》序曲、謎めいたタイトルのもと民族色あふれる小品が散りばめられたドヴォルザークの秘曲《伝説》、交響曲としては小規模で明快ながらもどこか私的な印象をもつブラームスの第３番。　
作曲家が、自分と異なるそれぞれの才能の中にみつけた光、みつけた未来を、皆さんと一緒にこれらの作品にみつけたいと願っています。

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