弥生室内管弦楽団 第57回演奏会
日時: 2025年2月23日(日)開演: 14時 (開場: 13時30分)
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会場:
第一生命ホール
曲目:
ハイドン:
歌劇「薬剤師」序曲
バルトーク:
ルーマニア民俗舞曲 Sz.68
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
ピアノ独奏: 稲生亜沙紀
ベートーヴェン:
バレエ「プロメテウスの創造物」Op.43より抜粋
小出英樹
チケット: 自由席 2,000円
第57回演奏会は室内管弦楽団らしい選曲といえましょう。
第44回演奏会(2015年)で共演した稲生さんをソリストに迎えてモーツァルトのピアノ協奏曲をお届けいたします。オペラと並んでモーツァルトが生涯をかけて取り組んだ作品がピアノ協奏曲でした。弟子のため、自身のため、20曲以上もの作品があります。そのうち短調の作品は2曲だけで、特にこのハ短調協奏曲はモーツァルトの全作品中でも屈指の前衛的な手法による孤高の作品です。半音階が多用され、冒頭の主題提示12小節間で12の全ての音階が使われています。
メインは英雄交響曲つながりで名前は知られているバレエ音楽「プロメテウスの創造物」です。序曲は比較的演奏機会がありますが、終曲が英雄交響曲終楽章とメロディーが同じことで知名度が多少あるくらいで、ほぼ秘曲といってもいいでしょう。今回は序曲と導入曲、第9曲、第10曲、第12曲、第14曲、第15曲、第16曲を抜粋して演奏いたします。
ハイドンのオペラ「薬剤師」序曲もおそらく初めて聴かれる曲でしょう(当団は以前に「無人島」序曲も演奏しています!)。一旦テンポが落ち着き第2楽章のような曲が始まると、オペラのシンフォニアが交響曲へと発展した歴史を体験できる好例です。交響曲風の序曲をお楽しみください。
バルトークのルーマニア民俗舞曲は民謡を採取して作曲されたので、ローカルな味わいが大人気となった作品です。もともとピアノ作品(バルトーク自身が演奏した録音もあります)でしたが、管弦楽用に編曲され広く知られるようになりました。
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