蓄音機の會 第5回 蓄音機コンサート
これは既に終了した演奏会です。日時: 2020年2月22日(土)
会場:
MUSICASA
曲目:
ワーグナー:
ジークフリート牧歌
ブルックナー:
交響曲第7番ホ長調
蓄音機をご存じですか?蓄音機は今でも現役で働く立派な音楽再生装置です。全く電気を使わずに、空気を震わせて音を出します。動力としては、スプリングモーターがターンテーブルを1分間に78回転させ、レコードに刻まれた溝をなぞり、針が小さな振動を拾い上げ、サウンドボックスで音を再生します。ホーンは蓄音機の函の中に収められており、その折り曲げられたエクスポネンシャル・リエントラントホーン(exponential re-entrant horn)を通ることにより、音響は拡大し、臨場感のある音色が響き渡ります。
米国ビクター社の「クレデンザ」の木製のホーンに対抗し、英国グラモフォン社は亞鉛板のホーンを用い、クデンザを超えるような最後期のHMVシリーズを売り出しました。このHMV194はその最高級機のひとつとして知られ、マホガニー材が使われ、CDやデジタルにはない豊かな響きを奏でます。携帯のように充電の必要もなく、勿論、コンセントも必要としない、一期一会の音楽を聴いてみてください。
一昨年に続き、今回も響きのよい代々木上原のムジカーザをお借りして、ウィーン・フィルによるブルックナーの交響曲第7番を、オリジナル78回転盤で大型蓄音機から聴きます。是非、この機会に本物のアク―スティックな響きに身を委ねてみませんか。
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