第9回 混声合唱団 どさんこんさーと
これは既に終了した演奏会です。日時: 2024年3月23日(土)
会場:
宮地楽器ホール 大ホール
曲目:
大中恩:
混声合唱曲集Ⅴ『草原の別れ』から〈草原の別れ〉
團伊玖磨:
合唱組曲『筑後川』から〈河口〉
木下牧子:
混声合唱曲集『夢みたものは』から〈夢みたものは……〉
信長貴富:
混声合唱とピアノのための『もし鳥だったなら』から〈唄〉
Official髭男dism/藤原聡:
Chessboard
上田真樹:
混声合唱とピアノのための組曲『夢の意味』から〈歩いて〉〈夢の意味〉〈夢の名残〉
三宅悠太:
無伴奏混声合唱のための『二つの「理由」』から 〈生きる理由〉
横山潤子:
混声合唱とピアノのための『たましいのスケジュール』から〈たましいのスケジュール〉
松下耕:
混声合唱とピアノのための『やわらかいいのち』から第5楽章
三宅悠太:
混声合唱とピアノのための『遠きものへ――』から〈おやすみなさい〉
大場倫
【どさんこんさーと・どさこんとは… 】
どさんこ=道産子=北海道民のこと(指揮者と団員の一部がどさんこ)で、(既にどさんコラリアーズという諸先輩方が所属する男声合唱囲があったため)どさんこに、こんさーとを足しただけの安易なネーミングである。
結成は2015年。元々は東京音楽大学の有志(多専攻)+札幌市立北陽中学校合唱部の後輩・岡英治を合わせた24名からなる小さな合唱団だった。
卒業後の第5回からは大学の枠を超え、結成から9年。コロナによる3年間の休止期間を経て昨年復活。
現在は高校生から40歳まで所属する家族のような合唱団となった。
どさこんの名物・醍醐味は
①団員の高齢化に抗う地獄の筋トレ発声練習
②指揮者による度重なる横暴な曲目変更
③不思議な縁で集まった温かくも個性爆発の団員たち
④今伝えたい詩を選曲し、それに共感し魂を込めて日本語・言葉を伝えるアツい演奏
そうしているうちに団員もお客様も毎年涙する演奏会である。
第9回どさこんのテーマは生と死、そして生きる理由。
1ステでは病に侵され若くして亡くなった詩人・立原道造の生への実感というフィルターを通して見た風景を。
2ステは恒例の堀井総長率いる夜露死苦隊の男声合唱に加え、歌姫ぼってぃ率いる女声合唱で青春の調歌を。
3ステは上田真樹作曲の組曲『夢の意味』で現世は夢のようなものかもしれないという老荘思想にも通ずる死生観を。
4ステでは悲しいニュースが多い世の中に日本語によるレクイエムを。
そして最終5ステではどさこんらしく生きる理由と愛を歌い、演会に集う全ての皆さまの肯定を。
今回も詩・音楽のどこか一節がお客様の琴線に触れ、明日を生きる活力になればと願っている。
なんせオープニングに『河口/團伊玖磨』で「フィナーレを」と歌うのだ。前代未聞だ。
マスク・飲み会が解禁され、より絆と想いがマシマシのどさこんにぜひ足をお運び頂きたい。
(大場倫)
【公式YouTube】
https://youtube.com/@dosanko_concert?si=khevS30W3rB74cqQ
【公式X】
https://x.com/dosacon12160629?s=21&t=Dlsd3wOeNLIjUijEZKO5Mw
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dosacon_12160629?igsh=MWgyOWQyZmMyMzA2OA==
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