サンフォニア・ドラマティーク 第4回演奏会


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2018年9月17日(月)
会場:
ティアラこうとう大ホール

曲目:
ショスタコーヴィチ
 交響曲第7番ハ長調作品60『レニングラード』

指揮:
   佐藤 雄一

佐藤雄一×劇響、渾身のレニングラード1曲プログラム

第二次世界大戦下の1941年から始まったナチス・ドイツ軍によるレニングラード(現・サンクトペテルブルグ)包囲戦により、補給を断たれた市民の餓死や人肉食までが常態化する悲惨な状況下、疎開中のショスタコーヴィチによって作曲、1942年に初演された交響曲第7番。
平和な生活を蝕んでいく暴力的な侵攻と抗戦を描く第1楽章、勝利をイメージさせる第4楽章の輝かしい結末から、ソ連のプロパガンダを強く感じさせる曲として『壮大なる愚作』と評されたこともある。
しかし、ショスタコーヴィチが込めた想いは、一国の勝利や故郷への愛情、敵国のファシズムへの抗戦、そんな狭量には留まらなかったはずだ。 

ショスタコーヴィチが交響曲第7番を作曲中であることをラジオ放送の電波に乗せて発表し、故郷レニングラードへの熱い想いを語ると共に、レニングラード市民の前でこの交響曲を演奏することを誓い、プロパガンダ的ではあるものの、市民に感動を与えたのが1941年の9月17日。
奇しくも77年の年月を経た同日、2018年9月17日、劇響による1曲渾身の交響曲第7番ハ長調作品60『レニングラード』で、ショスタコーヴィチが曲に込めた壮大な真のメッセージを感じていただきたい。

演奏/サンフォニア・ドラマティーク ----

どんなに静かな3分足らずの小品でも、その奥には必ず激しいドラマを孕んでいます。
すべての音楽はドラマであり、そのドラマを露わにする演奏をするという意味で、このオーケストラはサンフォニア・ドラマティークと名づけられました。
--- 2017/4/9 第1回演奏会[白鳥の湖全曲]プログラム、指揮者挨拶より

当団は音楽監督である佐藤雄一氏の音楽に共感し、さらにその表現の幅を拡げ、伝える事を目標に集ったアマチュア楽団です。略称『劇響』。
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