アンサンブル ディマンシュ 第85回演奏会


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日時: 2019年9月22日(日) 
開演: 14時 (開場: 13時30分)
   
会場:
タワーホール船堀

曲目:
シューベルト
 イタリア風序曲第1番 二長調 D590
モーツァルト
 交響曲第35番 二長調 K.385「ハフナー」
ベートーヴェン
 交響曲第2番 二長調 Op.36

指揮:
   澤村杏太朗

チケット: 自由席 1000円
今回の聴きどころ:作曲家自身による曲の「転用」

 今回は、作曲家自身によって転用された曲を集めてみました。「転用」と一口で言っても、タイトルのみ差し替えて再利用する(使い回し)、一部を利用し別な曲にする(改作)、楽章構成や楽器編成などを変えて別のジャンルの曲にする(改編)など様々です。いずれにしても、作曲家が自身の曲を転用するのは、その曲に愛着があるからにほかならないでしょう。

◆「ロザムンデ」序曲に転用された序曲=イタリア風序曲第1番(シューベルト)
 シューベルトは1817年、当時流行していたイタリアの作曲家・ロッシーニの序曲に準えた「イタリア風序曲」という演奏会用の序曲を2曲残しています。このうち第1番は、特に序奏とコーダの旋律や伴奏形態が自作の「ロザムンデ」序曲(1820年)によく似ていることから、「ロザムンデ」序曲に転用(改作)された原曲だと思われます。
 しかし、話は少々複雑です。この「ロザムンデ」序曲、実は自身の歌劇「魔法の竪琴」(1820年)の序曲で、劇附随音楽「ロザムンデ」の序曲として書かれたものではありません。また、舞台劇「ロザムンデ」の初公演時(1823年)に代用として演奏されたものでもありません。この時序曲として転用(使い回し)されたのは「アルフォンソとエストレッラ」(1822年)という別の歌劇の序曲です。つまり「ロザムンデ」序曲(と呼ばれている曲)は、舞台劇「ロザムンデ」とは関係がないのです。したがって、この項の標題も、本来は「歌劇『魔法の竪琴』序曲に転用された序曲」とすべきなのでしょう。(注:このミステリーの続きは演奏会のプログラムで・・・。)

◆セレナーデから転用された交響曲=交響曲第35番「ハフナー」(モーツァルト)
 モーツァルトは、1782年、幼い頃から親交があり後に貴族となったハフナー家のために六楽章からなるセレナーデを書きましたが、翌年このセレナーデの二つの楽章を省いて四楽章にし、さらにフルートとクラリネットを加えて交響曲に転用(改編)しました。原曲のセレナーデは一部楽章の草稿が紛失していて体をなしてはいませんが、改編の際省かれたとされる行進曲は、三つの行進曲K408の第2曲にあって、単独でもK385aの番号が付けられています。なお、「ハフナー・セレナーデ」と呼ばれている曲(セレナーデ第7番ニ長調K.250)は、「ハフナー交響曲」の原曲とは異なり、1776年に作曲されてハフナー家に献呈されたもう一つのセレナーデです。その第5楽章ロンドはヴァイオリンの独奏曲として単独でもよく演奏されます。

◆ピアノ三重奏曲に転用された交響曲=交響曲第2番(ベートーヴェン)
 ベートーヴェンが1801-02年に書いた交響曲第2番は、彼の交響曲の人気度ランキングではけして上位とは言えませんが、緩徐楽章(第2楽章)の美しさは随一と高く評価されています。彼自身はこの曲を好んでいたようで、1805年にピアノ三重奏曲に転用(改編)しています。交響曲が作曲家自身によってピアノ曲以外に編曲されることはきわめて稀なことで、ベートーヴェンの交響曲でもこの曲だけです。それだけこの曲に愛着があり、自身のランキングでは上位であったのかもしれません。
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お問い合わせ先:
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