フィルハーモニカー・ウィーン・名古屋(PWN) 第5回演奏会


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これは既に終了した演奏会です。
日時: 2015年11月14日(土)
会場:
三井住友海上しらかわホール

曲目:
ハイドン
 交響曲第22番変ホ長調「哲学者」
ドヴォルザーク
 交響曲第5番ヘ長調作品76
ドヴォルザーク
 交響曲第8番ト長調作品88

指揮:
   武藤 英明

当団は2011年3月に、ウィーン式管楽器をこよなく愛する中京地区のアマチュア・オーケストラのメンバーを中心に設立され、ウィーンの響きや音楽性を理想とした演奏活動を行っています。現在、管・打楽器は団員全員が世界最高峰とされるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と同一の独特な型式のものを使用しており、その美しい響きを追求するオーケストラは、プロ・アマ通じて日本で唯一のものです。団員は10代から70代まで日本全国から幅広く集まっており、2012年12月にブルックナーの交響曲第9番をメインとする第1回演奏会を開催しました。2013年のウィーン楽友協会黄金の間におけるベートーヴェン「荘厳ミサ曲」他の演奏会や2014年のVn、Vaやピアノの協奏曲4曲を集めた特別演奏会など、積極的な活動を展開しています。2014年、2015年は元ウィーン・フィルのバストロンボーン奏者カール・ヤイトラー氏を指揮者として招聘し、ブルックナー交響曲第8番、マーラー交響曲第1番、J.シュトラウスのワルツなどを演奏しました。

第5回演奏会では、プラハに学び、チェコ音楽に精通した武藤英明氏を指揮者に迎え、ハイドンとドヴォルザークの交響曲3曲に挑みます。校長先生に迂闊者、皇后様に王妃様、将軍殿に、花嫁さんに、哲学者―と、パパ・ハイドンの交響曲のタイトルには実にさまざまな人物が登場しますが、今回当団が採り上げる交響曲第22番では、黙想に耽る哲学者の声としてふさわしいと判断されたのかどうかは定かではありませんが、極めて珍しいことに、オーボエ2本の代わりにイングリッシュホルン2本が指定されています。しかも当団では、ウィーンの工房で作らせたウィーン式の楽器を使います。ウィンナ・オーボエと言えば、首のところがタマネギのように膨らんだ形状で有名ですが、ウィンナ・イングリッシュホルンも同じです。この楽器はおそらく日本初上陸でしょう。続いて演奏されるドヴォルザークの交響曲第5番は、演奏される機会こそあまりありませんが、ボヘミアの風景や深い憂愁などを感じさせる名作です。そしてメインは、大の鉄道好きだった彼の作品らしく、蒸気機関車の走るリズムもきこえてくる交響曲第8番。現在、グラーツ~ウィーン~プラハを往復するオーストリア国鉄の国際特急(RJ76/77)には彼の名前が冠されています。ウィーン~プラハ~名古屋を結ぶPWN音楽特急、発車はまもなくです。
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