新交響楽団第242回演奏会 The New Symphony Orchestra-242nd Concert
これは既に終了した演奏会です。日時: 2018年8月4日(土)
会場:
東京芸術劇場コンサートホール
曲目:
グラズノフ:
演奏会用ワルツ第1番
チャイコフスキー:
ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン: 松山冴花
チャイコフスキー:
交響曲第4番
山下一史
――チャイコフスキーはクラシック音楽の中でも、最も愛されている作曲家の一人といってもよいでしょう。メロディーは甘美で叙情的、オーケストレーションは壮大で華やか。クラシック音楽にあまり詳しくない方でも、聴いたことのあるチャイコフスキーの曲は多いはずです。
指揮の山下一史氏は円熟期にさしかかり、我々団員もそれぞれの人生をいろいろな想いで過ごしてきて、今の新響だからこそ表現できるチャイコフスキーの第4番を、大切に演奏したいと考えています。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、結婚の失敗から心を病みスイスのレマン湖畔を訪れていたときに書かれた作品。当時のペテルブルグ音楽院教授のヴァイオリンの名手に「演奏不能」と拒否されたことで、技巧的な面がクローズアップされがちですが、美しく躍動的で、洗練された中にもロシアの民族的な顔をのぞかせ、オケとの対話も魅力的な名曲です。
今回ソリストはニューヨーク在住の松山冴花氏。新響はブラームス、ベートーヴェンの協奏曲を共に演奏してきましたが、さらに深みのある演奏を期待しています。
民族的な作風でチャイコフスキーの後継者ともいわれたグラズノフの美しい小品とともにお楽しみください。
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