水星交響楽団 第54回定期演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2016年10月2日(日)
会場:
ミューザ川崎シンフォニーホール
曲目:
J.S.バッハ:
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537(オルガン独奏)
オルガン: 大木麻理
J.S.バッハ/エルガー編曲:
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537
ヒンデミット:
ウェーバーの主題による交響的変容
エルガー:
独創主題による変奏曲「エニグマ」Op.36
齊藤栄一
今回私たちがお贈りするのは、英国を代表する作曲家エルガーの作品を軸としたプログラム。
前半は「編曲」がテーマ。エルガーがJ.S.バッハのオルガン曲「幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537」をオーケストラ用に編曲したもの。オーケストラの演奏に先立ち、オルガニストの大木麻理さんをお迎えして、原曲の「幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537」を、ミューザのオルガンで演奏いただきます。原曲との違いを聴き比べてみてください。
もう1つはパウル・ヒンデミットがカール・マリア・フォン・ウェーバーが書いたメロディを用いて書いたオーケストラ曲「ウェーバーの主題による交響的変容」。ナチスから逃れてアメリカに亡命していた時期に書かれたこの曲はヒンデミット作品の中で最も人気のある曲の一つです。
後半はサー・エドワード・エルガー作曲「独創主題による変奏曲『エニグマ』Op.36」。第9変奏”ニムロッド”は特によく知られていますが、エルガーがこの曲に与えたそもそものタイトルは「独創主題による変奏曲」という無味乾燥な代物。しかし発表当時に彼が「この曲には謎がある」と語ったことから「謎(エニグマ)」の通称が与えられました。この曲は当団の団員にとって非常に人気の高い曲で、常に当団の選曲にあたって、演奏曲目の候補に挙がり続けているにもかかわらず、その都度惜しくも敗れ続けた不遇の曲でもありました。そんな悲願の曲「エニグマ」、今回ついにプログラムのメインを飾ります。
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