千葉ニュータウン フィルハーモニー オーケストラ 第24回定期演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2019年2月3日(日)
会場:
白井市文化会館大ホール(なし坊ホール) ※北総線白井駅より徒歩10分、駐車場あり(千葉県白井市 )
曲目:
ドヴォルザーク:
劇的序曲「フス教徒」作品67 B.132
ドヴォルザーク:
交響詩「野ばと」作品110 B.198
ドヴォルザーク:
交響曲第7番ニ短調 作品70 B.141
高橋 俊之
今回の演奏会でお届けするのは、全てドヴォルザークの作品です。
ドヴォルザークは1841年(江戸後期、天保時代)、当時オーストリアの傘下にあったボヘミア王国の生まれ。現在のチェコ共和国の首都プラハから電車で1時間足らず、のどかな田舎町に生家があります。国境を接するドイツのブラームスや1歳年上でロシアのチャイコフスキーとも親交があったようです。
劇的序曲「フス教徒」は1883年の作曲。フスはボヘミアの宗教家で、ローマ教会の腐敗に抗議するプロテスタントの先駆者。しかし相手は巨大勢力のカトリック、ヒーローは「宗教裁判」で処刑されます。「フス教徒」は、その支持者達を描いた劇の音楽。
交響詩「野ばと」は1896年、チェコに古く伝わる有名な民話を題材に作曲されました。しかし、描写されるのは鳩の住むのどかな田園風景ではありません。夫を亡くした女が別の若い男と再婚、しかしその3年後・・・。元夫の墓にある樫の木に巣を作り、悲しげに鳴く鳩が元夫を毒殺した事実を呼び起こすというサスペンス・ストーリー。
メインプログラムは1885年に作曲された交響曲第7番です。ドヴォルザークの交響曲で最も有名な第9番「新世界より」は、渡米中の1893年に故郷を思って作曲。地元色を大切にするドヴォルザークの交響曲ですが、第7番はその8年前にロンドンの音楽協会からオファーを受けて作曲されました。古典からロマン派に至る正統派の交響曲として高い完成度を誇りますが、まさしくボヘミアン。愛国的な「フス教徒」のフレーズが一部で使われたり、スラブっぽい雰囲気は初演先のイギリスで大好評を収めます。残念ながら演奏される機会は「新世界より」と比べれば少なく、今回の演奏会は絶好のチャンス!皆さまのご来場を心よりお待ちいたします。
■未就学児童入場可能
多くのお客様が会場内で気持ちよくお過ごしいただくためにも、なるべく出入り口近くにご着席いただき、お子様が我慢できずに声を上げてしまった際には一旦席をお外し下さいますよう、お願い申し上げます。
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