弥生室内管弦楽団 第54回演奏会
これは既に終了した演奏会です。日時: 2023年3月5日(日)
会場:
第一生命ホール
曲目:
水野修孝:
ある無垢な少女のために ~「イノセント」室内オーケストラのための
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
ヴァイオリン独奏: 宮川正雪
ベートーヴェン:
交響曲第7番 作品92
小出英樹
前回に続きまして「水野修孝作品プロジェクト」として「ある無垢な少女のために」を演奏いたします。題名からも連想されるように弥生室内管弦楽団が世界初演をした交響組曲「イノセント・ムーン」のヴァリエーション作品です。中間部の親しみやすい旋律を挟む前後は複雑なポリコードによる前衛的なサウンドとなっており、その対比をお楽しみください。
今回は東京フィル宮川正雪さんをソリストにお招きし、最も有名なヴァイオリン協奏曲であるメンデルスゾーンのホ短調協奏曲をお届けいたします。冒頭からいきなり流れる切ない旋律は古来より人々の心を鷲掴みにしてきました。ユダヤ人の書いた作品をことごとく上演禁止にしたナチス・ドイツもこの曲だけは抑制できず、黙認せざる得なかったという不滅の名曲です。
メインはベートーヴェンの交響曲第7番です。ニックネームは付いておりませんが、大変人気のある名曲です。第7番では呈示したリズムをとことん使い尽くすことがベードーヴェンの挑戦でした。リズムの最上位に置くのは原始的な音楽のあり方で、初演当初から「激しくて疲れる」という印象を持たれていたようです。北ドイツでは「酔っぱらいの曲」とされたそうですが、文豪ロマン=ロランはフランドルの祭りを感じたようです。
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